KITAQ読書会 at KOKURA

本を通して人との出会いをたいせつに

僕の死に方を読んで考えたこと

こんにちはhiroです!

以前、読書会でマリリンさんに金子哲雄さんの僕の死に方という本をいただきました。

 

僕の死に方 エンディングダイアリー500日

僕の死に方 エンディングダイアリー500日



少し、感想を書きます。

この本を読んで一番驚いたことは、金子さんは亡くなる寸前まで仕事をやり続けたことです。

この本の中でも書かれていましたが、仕事は生きる支えだったそうです。仕事に没頭しているときは病気のことを忘れられると。僕からすると驚きなのですが、金子さんは本当に仕事が好きだったんだなと思いました。僕だったら、余命僅かと宣告されれば、仕事は辞めると思います。
金子さんが少し羨ましいと感じたのはそれほどに好きな仕事を見つけていたこと。

余命僅かと宣告されても続けたい仕事。探さないとなと思いました。

今、実際に僕が余命僅かと宣告されたとき何をするか考えてみました。やりたいことは2つ。

「旅と読書」

動ける間は旅をして、動けなくなったら本を読みたい。そう思いました。
しかし、余命は分からないので、まずはこの2つを今から、今まで以上に取組んでみます。


もう1つ、すごいなと感じたこと。
それは、死生観です。
死を前にしても、仕事と治療をずっと続けていた。どうして、そんなことができたのか。
奥さんが書かれたあとがきを少し引用します。

”病気を宣告されても、病気が進行してできないことが増えていっても、金子にとって、それはすぐに「過去」のことになるのです。「過去」は変えることができません。数日は落ち込みますが、すぐに立ち上がり、前に進んで行きました。”

これの何がすごいかというと、実践したところです。自分が死ぬと分かって、僕は同じように思い前向きに生きていくことができるのだろうか。いや、できないですね。本当に強い方だなと思います。苦悩の末にここに辿り着いた金子さん。すごいの一言です。


最後に。
金子さんは肺カルチノイドという病気で亡くなりましたが、病気が悪化するまで、やせ細っていてもテレビに出ていました。しかし、今思い返しても、そのときの金子さんは元気そうにしか見えなかったことを覚えています。金子さんもダイエットしましたと言っていて、ああそうなんだなぐらいにしか思わなかった。

これはホントに仕事が好きだったと思います。

@hiro41