第17回KITAQ読書会@朝会を開催しました
こんにちはhiroです!少し、間が空いて久しぶりのブログ更新となりました。
第17回はぶんぶんさん、Bettyさん、かよぽんさん、さとみさん、hiroで開催しました!
ぶんぶんさん
朝のさわやかな時間に、皆さんから興味深いお話が聞けて、楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。
今日、紹介した本
☆一冊目…『初恋温泉』 吉田修一
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/05/20
- メディア: 文庫
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日々の生活の中で、楽しいことも辛いことも、人との関係が多いと思います。
この本は5つの短編集で、実際にある温泉宿を舞台に、人との心情を細やかに書いてあります。
紹介したのは、表題作の『初恋温泉』。初めて好きになった人と結婚した男性が、夫婦で温泉に出かける前日に、妻から離婚を切り出されます。がむしゃらに働いて、いくつもの店舗を経営するまでになったのに、その間に妻の心は男性から離れていくのです。しかも、妻が離婚を決意したのは、話をした日の2年前。
妻の「幸せなときだけをいくらつないでも、幸せとは限らないのよ。」という言葉は、とても印象に残りました。
☆二冊目…『プロフェッショナルの習慣力~トップアスリートが
実践する「ルーティン」の秘密』 森本貴義
プロフェッショナルの習慣力 トップアスリートが実践する「ルーティン」の秘密 (ソフトバンク新書)
- 作者: 森本貴義
- 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ株式会社
- 発売日: 2013/06/04
- メディア: Kindle版
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日本に伝わる伝統の中に、「道」というものがあります。「道」とは、継続して突き詰めることです。一つのことをこつこつと続ける姿勢は、日本人の大きな強みになると書かれています。その典型例が日本が誇る職人です。そして、その道を究める方法こそ、「ルーティン(手順・習慣)」を継続することだそうです。
筆者の森本さんは、トレーナーを16年されています。その中で、アメリカのメジャーリーグでのトレーナー歴は8年間にもなるそうです。シアトルマリナーズで、プロの選手対してどんな細かなことも見逃さずに観察し、最適なアドバイスを与える。選手にとってはとても信頼できるトレーナーだと思います。
この本を読むことで、日本人ならではの成功法と働き方、体力作り、精神的な安定など、全てのことが分かります。
Bettyさん
本日もありがとうございました。
今日ご紹介した本は、
「いい仕事ができる人の考え方~あなたの働きモードが変わる36のQ&A」村山昇著
- 作者: 村山昇
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・・・仕事に向き合うモードを「悶々」から「快活」に変えるためのヒントが、Q&A方式で書かれています。今日お話した外発的動機と内発的動機についても詳しく説明があります。内発的動機は、やはり仕事を続けていくうえで持っていないといけないものであるようです。
仕事をする動機のベースを「内発×利他」にシフトさせていくことが幸せな仕事観を持つには必要だとのこと。
新入社員も、中堅社員も、ベテラン社員全ての働く人のモチベーションを高めてくれそうです。
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「神はテーブルクロス」須藤元気著
- 作者: 須藤元気
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04
- メディア: 文庫
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・・・元総合格闘家の須藤元気が、格闘家を引退した直後に書いたエッセイ。
非常に読みやすく、さらっと、クスッと笑いを誘う内容ですが、その内容は真理をついています。闘うことが仕事であるという、ある意味特殊な環境から得た須藤独自の働き観は、決して特殊なものではなく、むしろ私達の仕事にもたくさんの気づきをもたらしてくれます。
身体をフルに使う仕事だからこそ、心の在り方や思考が重要なファクターとなり、仕事に活かされることを教えてくれる良書です。
須藤ファンの私としては、須藤こそ格闘技=アートであること(英語では、マーシャルアーツという)を体現し、その裏に圧倒的な知識と戦略を持った唯一無二の格闘家であったことを再認識しました。
エピローグの、タイトルを「神はテーブルクロス」にしたエピソードが、シュールです(笑)
かよぽんさん
今日も楽しい時間をありがとうございました。
「それをお金で買いますか 市場主義の限界」マイケル・サンデル著
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/05/16
- メディア: ハードカバー
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お金でたいていのものが買える現代。
しかし、お金では買えないもの、もしくはお金で買えるとしても買ってはならないものがあるのではないだろうか。
お金で売り買いして良いものと、悪いものの線引きはどこですればいいのだろうか。
例えば臓器売買はしてもよいか。人身売買は?
<お金で買ってもよいとする意見>
リバタリアン「個人の自由であるから何を売り買いしようと自由だ」
功利主義者「双方にとって利益があるならば問題はない」
<お金で買ってはいけないとする意見>
不平等の観点から
「お金で買えるものが増えれば増えるほど、貧富の差が重大になる」
腐敗の観点から
「本来ならば金銭のやりとりからは超越した存在として尊重されるべきものを、単なる儲けの道具として扱うことで、そのものの本質を損なう可能性がある。」
賛成と反対の意見があるため一概に線引きはできない。お金でどこまで売り買いして良いかという問題は、私たちがいかに生きたいかという問題でもある。
さとみさん
先日は楽しく過ごさせていただき、ありがとうございました!
私は特に、ぶんぶんさんの初恋~と、Bettyさんの須藤さんの作品がちょっと気になって、買ってみようかと悩んでいます(笑)
以下は今回紹介した本です。
*不況知らずのお店 9割のお客様がリピーターになるサービス/国友隆一
- 作者: 国友隆一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2011/04/20
- メディア: 文庫
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管理的な仕事をしてたので、タイトルが気になって手にとってみました!
ディズニーやユニクロなど近年上昇している企業のサービスと教育にスポットを当てて、いろんな企業の取り組みを紹介しています。
セブンイレブンにはおでんの具材ごとにバイヤーがいたり、味より効率を最優先したサイゼイアなど、他が聞くとえっ?となるような事に取り組んでいたり、社員の教育を隅々まで徹底していたり・・・
なぜそうしているかという理由も含めて、いろんな視点からサービスを捉えています。
沢山のサービスが社会にある中で、ありきたりなサービスでは皆満足しなくなってきている現状。
企業は、また来たいと思わせるような、人をびっくりさせたり感動させたりするサービスを作り出しています。
それは人付き合いで大切な思いやりの気持ちを徹底しているサービスであり、そうした取組や方針を企業全体で徹底して共有する教育をしている所がリピーターを作るのだと筆者は述べていました。
企業を主体にした話でしたが、これは結構人付き合いでも言えるのかなぁと思った点が多かったのが、印象的でした!
*ドラキュラ公―ヴラド・ツェペシュの肖像/篠田真由美
- 作者: 篠田真由美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/10
- メディア: 文庫
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私は歴史物の伝記小説が好きなのですが、これは高校時代位に買ってからずっと持っている作品です。
歴史にあまり興味がない人にも読みやすく、どんどん主人公に惹かれて魅入ってしまい、なんとなく手放せずにいます。
これは、吸血鬼ドラキュラのもととなった、ワラキアのヴラド公を主人公にしいます。オスマン・トルコ帝国と対峙したその半生を、日本の織田信長にも似た、独裁的で苛烈な人物として小説に描いています。
どうみても残酷な面が目立つ彼の行動ですが、そうせざるを得なかったその行動の拝啓や、人間的な部分にスポットを当てて半生を描いています。
決してヒーローとは言えない人ではありますが、現地のルーマニアの人々に語り継がれて慕われている彼の姿を、小説という舞台で生き生きと描いており、かなりオススメの作品です。
最後にhiro
hiroが紹介した本
「大切な人に贈りたい24の物語 中山和義」
大切な人に贈りたい24の物語~読むだけで人生が変わる「心のサプリ」
- 作者: 中山和義
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 19回
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一言で言うと「心のサプリ」です。
心温まる話しと綺麗な写真に心癒されます。
ぶんぶんさんにお渡ししてきました。
みなさん、すばらしい時間をありがとうございました!