KITAQ読書会@朝の会 第11回
こんにちはhiroです。
今回はマリリンさん、ぶんぶんさん、hiroで「月」をテーマに読書会をしました。
以下、マリリンさんが紹介してくれた本の紹介です。(この文章もマリリンさんが書いてくれました!)
9月テーマの「月」について、下記3冊を紹介させて頂きました。
[1][2]は、「月」ほど離れた経験の持ち主について、興味があり手に取りました。
[3]は推理小説で、著者名に「月」が入っていたので、手に取ってみました。
毎回、読書会に参加した後は、活力が湧いてきます。
参加者みなさんのおかげです。感謝しております。
今後もよろしくお願いいたします。
[1]ハーバード白熱日本史教室(北川智子著)
■北川先生になるまで
著者は、留学時代にアメリカで日本史の授業を受け、
日本中世史=サムライ=男性のみという、
昔ならでは、かつ座学中心の教え方に矛盾を感じ、
豊臣秀吉の妻ねねなど、男性と同じくらい活躍した女性の話も知ってもらいたい、
また、PCなど最新ツールを使用して、学生が社会に出て役立つ授業をしたいという
熱意を持って、ハーバード大学の講師を志願した。
■北川先生の教育理念
・大学卒業し、会社に入ると、チームで成果を上げる事が必要となり、
協調性(他人も信じる、意見を聞く)が不可欠。
そこで、授業スタイルをおもいっきり従来から変更。
→課題に対し、必ずグループプレゼンテーンをさせた
→座学だけではなく、最新のツールを使って生徒のオリジナリティを発揮させた。
(ラジオや映画を作成し、インターネット上に公開)
学生は、話し方などの表現力、ポイントをまとめる力、人を魅了する面白さ、PC技術を身に付ける事ができた。
■北川先生の授業で変わった事
・ハーバード大学は教授の通知表5段階評価でつける制度あり。(キュー)
北川先生の授業は平均4.5以上で大変高い評価だった。
・当初数人でスタートした授業も、3年後には最高250人にまでとなり、
ハーバード大学で最も広い会場で、立って授業を受ける人がでるほどの人気となった。
・ベストドレッサー賞や思い出に残る教授賞を受賞。
■感想
時代にそった教育へ、変化を恐れず挑戦する姿勢は素晴らしいと思いました。
また、教えるのには何よりも事前の「準備」が重要で、
自分自身も楽しみながら授業ができるように、
趣味である音楽やダンスなどを積極的に取り入れた点も見習いたいと思いました。
[2]宇宙飛行士になる勉強法(山崎直子著)
■ポイント
・家族そろって近場を散歩など「協調性」を幼少期から磨いた。
・「星を見る会」で宇宙に魅了された。
・勉強机と個人部屋はなく、テレビをBGMに居間で勉強などしていた。
・テレビには三種の神器である国語辞書、英語辞書、世界地図があって
不明点はすぐ調べられるようにした。
・両親共に放任主義。子供の言動を否定しない。
・幼少期は「質素・忍耐・謙虚」が重要。欲しいものも簡単に手に入らない環境。
欲しいものはバイトをして買った。
・習い事は、お琴や書道など日本文化に親しめるものだった。
・高校時代に英語部に入り、ディベートを経験する、ダンス同好会を立ち上げ、
文化祭での発表のために練習や準備などで協調性を磨いた。
・アメリカへの留学経験あり。一人暮らしでホームシックなど経験した。
日本で学んだ座学英語では、現地の速さについていけない。
語学は本物に触れる事が重要。
留学前には、それよりも自国について知識を深める事が大切。
・受験時は、1冊の参考書を徹底的にやる。いろいろ手を出さない。
試験勉強には、何よりも記憶が大切だから、分からない所は何度もマークする。
苦手な教科はまんがを利用するなど工夫をこらす。
「練習は本番と思って、本番は練習と思ってやる」
・好きな本・・・りぼん(ときめきtonight)、長編小説(三島由紀夫四部作、村上春樹)
・好きな映画/ドラマ・・・家族もの(AI、八日目の蝉、北の国から、マルモのおきて、家政婦のミタ)
・宇宙飛行士に必要なもの・・・自己管理、リーダーシップ、フォロアーシップ、状況把握能力。
・子育て論・・・「あおいくま」
あきらめない、おこらない、いばらない、くさらない、まけない
・ストレス解消法・・・笑う事、泣く事、体を動かす事
・山崎さんの心がけ・・・状況を楽しむ、失敗から学ぶ、何とかなるさ精神を持つ、
柔軟に生きる、優先度を見直し目標転換する勇気も必要、自分の行動に責任を持つ
■感想
とにかく自分がやりたいと思った事は、必ず行動に移されている点、
見習いたいと思いました。
また、それを寛大に受け止めてくれる周りの環境がとても大切で、
今後に大変参考になりました。
法月綸太郎さんは本格ミステリー作家で、法月綸太郎シリーズは、
十数冊刊行されています。
今回は、7作の短編からなる本作を選びました。
「死刑囚のパズル」では、死刑執行直前に他殺されるという、
怪事件についてかかれており、時間を忘れて読んでしまいました。
他の本もぜひ読んでみたいと思います。
以下、ぶんぶんさんが紹介してくれた本です。(この文章もぶんぶんさんが書いてくれました!)
月に関連する本として、2冊紹介させていただきました
『世界でいちばんかんたんな絵の描き方―パステルシャインアート入門(江村信一 PHPエル新書)』
パステルアートは、脳のマッサージになると書かれています。実際にパステルを削って指で絵を描いてみたら、気持ちがすごく落ち着きました。
『ヒーリングレッスン(寺尾夫美子 河出文庫)』
頭で考える習慣が強い人は、感じることが疎かになり、その人が本来持っているエネルギーの全てを使い切れない…など、とても参考になっています。仕事の面でも心の面でもプラスに作用できる方法がたくさん書かれているので、何度も読みなおしています。
プラスワンとして『木田元の最終講義 反哲学としての哲学(木田元 角川ソフィア文庫)』
NHKの番組で木田元さんを知りました。こんな先生がいたら、きっと哲学も好きになっただろうなと思います。
紹介する本のよさを伝えるために、もっと読み込んでいきたいなと思いました。
ありがとうございました
以下、hiroが紹介した本
1、夜は短し歩けよ乙女
2、凍りのくじら
3、心がおぼつかない夜に
hiroが月からイメージしたもの
イメージが湧かなかったので表紙に月が入っている本を選びました。しかし、今になって選んだ本を見てみると心が不安定であるふわふわしているような気持ちをイメージして選んだように思います。
1について
小説です。ふわふわしています。とても、独特な世界観で初めて読んだときはどっぷりはまってしまいました。中村 佑介さんの表紙が好きです。
2について
これも小説です。そして、ふわふわしています。前回、まりりんさんにいただきました。いろんな意味で主人公に感情移入してしまいました。
3について
酒井若菜さんのブログを書籍化した本です。優しい励ましをくれる本です。
「喉が乾いている人にはお水を。」「雨が止まないなら素敵な傘と長靴を。」
「人生そんなに考えなくてもいいし、生きる意味や価値なんて探さなくてもいい。」
励まされたいけど励まされたくないそんな面倒な自分には心地よい一冊でした。